僕のオタク人生について

一昨日、Twitterで生涯読んだ本を記録しているフォロワーを見かけたので、午後の時間を全て使って僕も記憶している限り生涯で読んだ本をまとめてみた。

https://booklog.jp/users/melomelooon

幼少期に読んだ絵本や学校の図書室や図書館から借りて読んだ本、放課後児童会や塾の本棚に並んでいた本を始め、学生時代小遣いの殆どを費やして購入したライトノベルや漫画など、のべ700冊を記録する結果となった。

 

特筆すべきは僕が「オタク」と呼ばれる人種になってからの作品群だ。思い返せば幼少期からアニメが好きで、テレビをつければ見るのは教育テレビか地上波で放送している数少ないアニメか、というくらいアニメしか見ていなかったし、小学生になってからは日曜朝6時半から始まる「ケロロ軍曹(地方なので数シーズン遅れの再放送だ)」を視聴するために5時半から何が面白いのか分からない釣り番組を毛布を被り眠気眼をこすりながら待機していたこともあった。小学校高学年に上がってもアニメを卒業するどころかさらにのめり込み、中学生の頃には毎シーズンのアニメやライトノベルの新刊をチェックするほどのオタクであった。

 

そんな僕をオタクの道に迷わせたのは間違いなく「ケロロ軍曹」であろう。小学1年生の頃、ふと立ち寄った書店で人生で初めて買った漫画が、「ケロロ軍曹」の特別編集版・緑であった。それ以降、「らき☆すた」や「ヘタリア」に傾倒する小学6年までずっと「ケロロ軍曹オタク」だった。その間、声優、ショタ、美少女、GL、BL、ロボット、メタネタやパロディネタ、声優ネタなどアニメ版・漫画版両者のおかげで広がった世界が沢山ある。視聴者を新たな性癖に目覚めさせる作品といえば「カードキャプターさくら」が思い浮かぶが、僕にとってそういった作品は「ケロロ軍曹」であった。漫画版14巻のメイド服冬樹君にえもいわれぬムズムズ感を抱いたことも、特別編集版・桃にムフフな気分になったことも、初めてキャラで掛け算をしたのがカエル型宇宙人であったことも、レギュラーキャストがゲストキャラで出演するからと「らき☆すた」を見始めたことも、中学時代に執筆していた小説でやたらとメタ発言が多かったのも、すべては「ケロロ軍曹」から教わったことだ。誰にでも自分の大きな分岐点になるものがあるだろうが、それがまさに「ケロロ軍曹」という作品だったわけである。

そんな「ケロロ軍曹専門オタク」だった僕が「オタク」にジョブチェンジするのは小学6年の夏休みだ。先に述べたが「ケロロ軍曹」のレギュラーキャストが出演するからというたったそれだけの理由から「らき☆すた」の13話が収録されているDVDを借りたことがはじまりである。こなたのオタクライフに強い憧れを抱いた僕は、レンタル期間の間何度もDVDを再生し、台詞を覚えるほど視聴した。自分もこんなオタクになりたいと小学6年生らしく道を踏み外した僕は、以降夏休み明けの修学旅行の準備を「らき☆すた」を視聴しながら行い、父親のパソコンを借りてアニソンとボカロ曲を聴きまくり、冬になる頃には「涼宮ハルヒ」シリーズを愛読書とし、地元でも放送された「けいおん!」を録画したり母に頼んで「らき☆すた」のキャラソンCDを全キャラ分集めて宿題の友としたり、小学生なりにオタクライフを楽しんでいた。最も、ボカロに出会ったのは小学5年の夏休みだったし、オタクに憧れ始めたのも6年生になるより前だったが、それまで漠然としていたオタクライフがだんだん実感として現れてくるのが楽しかった。

 

そんなこんなで中学に上がった僕は、お小遣いという両親に何を買ったかばれないお金を手に入れた。幼少期から本が好きだった僕は、本にお小遣いを使うようになったが、それとオタク趣味とが化学反応を起こし、中学生活も後半に差し掛かる頃にはライトノベルオタクと化していた。中学入学からの僕のオタクライフはこうである。

中1、春。小6の冬のお小遣いを全額「涼宮ハルヒ」シリーズの原作ライトノベルとスピンオフ含めた漫画に使った流れでスニーカー文庫ライトノベル少年エース連載作品をチェックし、面白そうな作品を買って読む。「R-15」を夜な夜なベッドの上で読み、枕の下に隠していたという中学生男子のような行動をしていた。

中1、夏。「日常」にはまり、原作漫画とノベライズを買う。ラジオも聴いていた。この頃から「バカとテストと召喚獣」を買い始める。「バカテス」2期を従姉妹の家で寝泊まりした朝に視聴していたことを覚えている。お盆玉で「Aチャンネル」既刊を購入。他、「トラウマ量子結晶」購入。

中1、秋。「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」「GJ部」「C3 -シーキューブ-」「まよチキ!」「僕は友達が少ない」「君と僕。」「未来日記」「WORKING!!」購入。うち「C3 -シーキューブ-」「まよチキ!」「僕は友達が少ない」は2〜3巻まで、「未来日記」は6巻までで読むのをやめた。

中1、冬。「Another」原作を読み、はまる。綾辻行人繋がりで「殺人鬼」を読んだ。他に「ココロコネクト」「生徒会の一存」「男子高校生の日常」「Angel Beats!(漫画各種・ノベル)」など購入。「Angel Beats!」はお年玉を使い初めて円盤を全巻購入した。「生徒会の一存」は3巻まで、「男子高校生の日常」は2巻まで購入。「コミック百合姫」を購読しだす。

中2、春。「〈古典部〉シリーズ(氷菓)」を「ふたりの距離の概算」まで購入。これを受けてゆるい学園ミステリーのような小説を執筆し始める。「銀河へキックオフ‼︎」を視聴し、原作を読むがアニメと大幅に違ったので驚いた。「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」というライトノベルの最高峰を見る。その他「這いよれ!ニャル子さん」購入。読んだのは6巻くらいまで。

中2、夏。百合作品にはまり、「ゆるゆり」ほか百合姫コミックスから数作品購入。「私の世界を構成する塵のようななにか」が好きです。また、「偽物語」を視聴したことから「化物語」視聴、原作購入。

中2、秋。「中二病でも恋がしたい!」アニメ視聴、原作2巻購入。この頃からライトノベルの新刊やシーズンごとの新アニメを追わなくなる。

中2、冬。「銀魂」に少しはまったが18巻までで購入をやめている。3月、これまで集めた漫画やライトノベルの殆ど全てを古本屋に売る。高校受験勉強が始まる中3の1年のためだったような、もう飽きたからだったような、そのどちらもあったような気がする。それまでは僕しか読んでいる人を見なかったのに、アニメ化が決まった途端「俺ガイル」を嫌いなオタク男子が読んでいたのを見かけて怒りのような悲しみのような激情が湧き上がり、読むのをやめたのも一因かもしれない。

以降はニチアサと子供向けアニメが主になる。中3の初夏、「それいけ!アンパンマン」にはまりニコニコ動画でまとめ動画を見回っていた。夏休み、課題の読書感想文にやなせたかしの著書を選び書いたところ、市の読書感想文の賞の中学生部門で最優秀賞を取ったことがある。秋ぐらいに「イナズマイレブン」と出会い、今年まで描くファンアートの殆どがこの作品だった。冬休みには受験勉強もそこそこにギャラクシーをプレイした。冬にはディズニーに傾倒し、ニコニコ動画で動画を見てばかりいた。この頃から本に使っていたお小遣いを雑貨やディズニーグッズに使い始めた。

 

イナズマイレブン」に傾倒したまま高校時代を過ごし、当時のイラストなどを見返しても8割はこの作品なのたが、高校入学までの1ヶ月で「Panty&Stocking with Garterbelt」「イクシオン・サーガDT」など過去の深夜アニメの他、「ぜんまいざむらい」「しましまとらのしまじろう」など幼少期に見ていたアニメを懐古するようになり、入学後は「イナズマイレブン」の他に「チャウダー」「怪奇ゾーングラビティ・フォールズ」「フィニアスとファーブ」など海外アニメや「妖怪ウォッチ」「怪盗ジョーカー」などのコロコロコミック連載作品、「プリパラ」「SKET DANCE」「free!」「ダイヤのA」などジャンルに拘らず視聴するようになった。また、この頃からTwitterで情報収集をするようになり、主にインターネットを主な活動場所としているイラストレーターや漫画家の漫画やイラストなどを無料で沢山見るようになったり、エッセイやコラムなど記事を手軽に読めるようになったことなどから本を買う機会が減り、お小遣いはヘアアクセサリーやファンシー雑貨、コスメなどの購入に当てられた。高校生活を過ごすうち、漫画や小説の選り好みが激しくなって「地元で知っているのが自分くらい」かつ「他人に勧めづらい(万人ウケしない)」作品を求めるようになったため、本を購入するにも十分な下調べが必要になったことも、沢山本を買わなくなった要因のひとつだろう。

 

ともあれ、僕のオタクライフはほぼ男性向け作品で構成されており、高校生になって「美少女戦士セーラームーン」や「カードキャプターさくら」を購入するまでは少女漫画をほぼ読まずに過ごすという、女性オタクにしては数奇なタイプに分類されると考えられる。僕はBLも嗜むのだが、僕にとってBL作品は学園ラブコメやバトルもの、ファンタジーなどと同様の作品のいちジャンルに過ぎず、好きなものはハマれば好きだがそうでないものはそれほど、という他のジャンルの漫画や小説などと同じ扱いであることをここに記しておきたい。

今、僕のオタクライフは中学時代のように新しい作品を次々と見るより、小さい頃や中学時代に見ていたアニメを見返したり、過去の名作を見たりと大分落ち着いて来ている。アニメや漫画だけでなく、ドラマや映画なども見ているし、漫画や小説、ライトノベルもまた少しずつ集め始めたが、あらすじや絵柄、文体などをよく吟味して自分の中で良質だと思える作品をじっくり選ぶようになった。小4でオタクを自覚してから10年、僕は死ぬまで“「オタク」という性質を持った人種”からは抜け出せないだろう。